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魚肉ペプチド摂取による血中総タンパク改善作用 実験協力:特別養護老人ホーム みどりの園(神奈川県藤沢市) 魚肉ペプチド摂取により、低栄養状態が改善 【目的】 近年、高齢者の低タンパク質による栄養障害が問題となっている。これは、摂食量自体の低下と加齢による生理機能の低下が原因であるといわれている。このような社会的背景の中、高吸収率かつ高タンパク質を含有する魚肉ペプチド(FP)は高齢者の低栄養状態の改善に効果があると期待されている。その効果を実証するため、特別養護老人ホームにて血液中の総タンパク (TP)の変化を観察した。 【方法】
【まとめ】 FP摂取によって血中のタンパク質量は増加し、栄養状態の改善に効果があることがわかった。また、実際の調理場の声として『純粋な魚肉が原料であるため使用可能な対象者の範囲が広い』ことや『使用量が少量であるため高齢者の特性に合っている』ことなどが挙げられ、実用性が高いこともわかった。 |