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持久的運動後の魚肉ペプチド摂取がラット骨格筋のmTORシグナル伝達に及ぼす影響 実験協力&データ提供:順天堂大学 スポーツ健康科学部 運動生理学研究室 内藤久士 准教授 柿木亮 運動直後に糖質と魚肉ペプチドを摂取すると筋タンパク質合成の刺激が促進される 【目的】 骨格筋の肥大や筋損傷からの素早い回復には、骨格筋細胞のタンパク質合成を刺激することが重要である。近年、この骨格筋細胞のタンパク質合成に関与するmTORや4E-BP1が細胞内のシグナル伝達に重要な役割を担っており、運動や栄養摂取そのものが、このシグナル伝達を活性化することが明らかにされている(図1)。本研究では運動直後の魚肉ペプチド(以下FP)摂取が筋タンパク質合成に関与するmTORシグナル伝達に及ぼす影響について検討した。
【まとめ】 本研究の結果から、持久的運動後に糖質と魚肉ペプチドを同時に摂取すると、骨格筋のmTORシグナル伝達経路が活性化され、タンパク質の合成を促進する可能性が示唆された。 |